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フリーランスは与信審査を通りにくい?与信審査で見られる「個人信用情報」とは?

フリーランスは与信審査を通りにくい?与信審査で見られる「個人信用情報」とは?

「フリーで働いていると与信審査を通りにくく、クレジットカードをつくるハードルが高い」
そんな声を聞いたことはないでしょうか。「与信」とは信用のことで、与信審査とは「信用があるかどうかを審査すること」ですが、具体的にどういったことが審査されるのかご存じの方は少ないと思います。そこでこの記事では、与信審査と、「審査に通りにくい」と言われるフリーランス・個人事業主がどのような対策を講じることができるかについてご説明します。

1. 与信審査はどんなときに行われる?

与信審査が行われるのは、お金や財産が関わり、取引するだけの信用があるかどうかの確認が必要とされるような場合です。

・クレジットカードをつくるとき
・金融機関などから融資を受けるとき
・不動産を借りるとき
・ローンを組むとき
・リース契約をするとき
・事業において取引をするとき

いずれも、「資産・資金を貸す側」は資産や資金が戻ってこないかもしれないというリスクを負うことになります。このリスクを最小限にするために、相手に返済能力があるかどうかを確認しなければなりません。与信審査はそのために必要なものなのです。

2. 与信審査で確認される「個人信用情報」とは?

審査する側や取引・契約によっても違いはありますが、与信審査で確認されるのは「個人信用情報」と呼ばれるものです。個人信用情報から「安定した収入があるかどうか」を判断し、例えばクレジットカードであれば、カードがつくれるかどうか、あるいはクレジットカードで利用できる金額の上限である「与信枠」がどう設定されるかなどが決定されます。ローンの場合はローンを組めるかどうか、どの程度の金額をどれほどの期間組めるか、などです。個人信用情報には次のような情報が含まれています。

個人信用情報

・年齢
・職業と勤務先の規模
・勤務形態
・役職
・勤続年数
・年収(フリーランスの場合は「所得」と考えたほうがいいでしょう)
・家族構成(配偶者の有無)
・住居(持ち家・賃貸)
・固定電話の有無
・ローンやクレジットカードによる借入状況・返済状況、金額など
・債務整理などの事故情報

これらの情報管理は、CIC、日本信用情報機構(JICC)、全国銀行個人信用情報センター(KSC)などで行われています。もちろん国に認められているものであり、自分自身の情報の開示請求を行うことも可能です(手数料がかかります)。

3. 賢く資金を回して「個人信用情報」の内容に傷をつけない

フリーランスが与信審査を通りにくいのは、一般的に収入が安定しにくいと考えられているためです。ただし、安定した収入を得られるサラリーマンであっても、借金があれば信用力は低くなります。確かにフリーランスはサラリーマンほど収入が一定するものではありませんが、フリーランスであることだけが問題であるとは考えないようにしましょう。働き方の多様性が認められつつある現代において、安定性だけを判断基準とする意味合いは減りつつあります。

しかしながら、できるだけご自身の信用を失わないためにも、借金や返済の遅延がないことなどは重要です。予防策としては、キャッシングなど利息が高くつき、返済が難しくなる危険性が高い借金をしないことが考えられるでしょう。あくまでも収入の範囲を超えずに現金を早く用意できる「ファクタリング」であれば、手数料もはっきりとわかりますので安心して利用できます。あくまでも「収入を前倒しで得られる」ということですので、借金とは異なります。

ファクタリングについてはこちらの記事を参考にしてください。

『フリーランスでも「ファクタリング」を利用できるの?』

また、すでにクレジットカードを持っているのであれば、利用可能金額内(与信枠内)を最大限利用しても問題ありません。事業における請求書がある場合には、「請求書カード払い」なども活用し、別の借金をつくらないように心掛けましょう。もちろん、クレジットカードの引き落としまでを計画的に考えた上でご利用ください。

請求書カード払いについてはこちらの記事を参考にしてください。

『請求書カード払い(後払い)を知っていますか?そのメリット・デメリット』

なお、「フリーランスはクレジットカードをつくりにくい」と言われていますが、実際は多くのフリーランスや個人事業主がクレジットカードを利用しています。個人事業者もつくれる「ビジネスカード」を用意しているクレジットカード会社もあり、つくりやすさ・つくりにくさには違いがありますので、一社で断られても別の会社で試すようにしてみてください。職種だけでなく総合的な判断の上で、審査を通す社も数多く見られます。

4. 事業を継続するには経済的な信用を失わないことが重要

ここでは与信審査のために「個人信用情報」の信用力を下げないといったことをご案内しましたが、事業を継続するためにも、経済的な信用を失わないことは非常に重要です。もちろん、できるだけ借りることに頼らなくて済むよう、貯金することも重要です。収入と支出を把握して計画的に進めることで、健全な資金繰りを目指しましょう。

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