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これでスマホが壊れても安心!「スマホ保険」を徹底解説

これでスマホが壊れても安心!「スマホ保険」を徹底解説

さまざまなものに掛けられる「保険」。保険は「万が一のことがあった場合に備え、一定の保険料を掛けておくことで、金銭的負担を軽くするためのもの」です。最近、スマホにトラブルがあった場合のために加入する「スマホ保険」が増えてきました。スマホ保険とは一体どのようなものなのか、詳しく見ていきましょう。

1. スマホ保険とは?

「スマホ保険」とは、スマホが水没や落下による破損などで故障した場合、あるいは、盗難・紛失した場合などに備えて加入する保険です。修理したり買い直したりするにはお金がかかりますが、事前に保険に加入しておくことで金銭的な負担を軽減することができます。最近のスマホは高額なものが多いため、スマホ保険に加入しておきたいと考える人は非常に多いでしょう。

なお、「生命保険」や「がん保険」などと同じく、保険は「保険料を払っても給付を受けられない可能性があること」も考えておかなくてはなりません。加入者から補償内容に比例した保険料を公平に集め、給付条件に合った場合には補償を受けることができる、というのが保険というものの仕組みだからです。

スマホ補償を提供しているのは、NTTドコモやソフトバンクなどのキャリア(通信回線を持つ会社)や、保険会社などです。各社さまざまなプランを用意していますので、自分に合うものを探すようにしましょう。なお、メーカーの「スマホ保証」はメーカー側から「この期間は問題なく使えます」という、品質に関して責任を持つ意味合いとなり、保険とは異なります。

2. スマホ補償サービスや保険に加入するメリット・デメリット

スマホ補償サービスや保険に加入するメリットとデメリットとしては、次のようなものがあります。

メリット

スマホが壊れてしまったとき、修理や買い替えのための大きな出費を避けられる
プランによっては「故障時にデータ復旧ができる」「バッテリーの買い替えが安くできる」など、本来の目的以外の「おまけ」がある
デメリット

毎月(あるいは毎年、2年ごとなど)、保険料を支払う必要があり、出費となる
補償の対象外となる故障・紛失の仕方をした場合、給付金が支払われない

3. キャリアのスマホ補償サービスの特徴

キャリアのスマホ補償サービスは「スマホ購入時、購入したその一台だけに付帯する補償」です。購入時以外の加入は「購入後2週間まで」などに限られています。新品交換になった場合には非常に迅速に対応してもらえますが、「年2回まで」など回数に制限があるキャリアもあります。また、基本的に修理代金全額を補償するものでなく、一部は自己負担となります。また、料金はスマホの月額料金外となります。

なお、ネット上では「保険会社の保険と比べると料金が高め、補償期間が短め」といった説明も見られますが、現時点(2024年4月)で大手キャリア3社は補償期間を無期限としており、保険料も他社と比較して決して高いとは言えず、状況を見て判断する必要があります。キャリアごとに補償内容やそれぞれの補償の厚さは異なりますのでご注意ください。

4. 保険会社のスマホ保険の特徴

保険会社が提供するスマホ保険は、どのキャリアであるかは無関係に、購入時点以外でも加入できるのが特徴です。キャリアの保険よりも補償範囲が広い場合が多いと言われていますが、これはキャリア保険では補えない部分の補償を用意することで、消費者の細かなニーズに応えようとしていることが大きいでしょう。

補償の対象となる台数は「2台以上」のプランが増えています。ある程度保険料が高額な保険に限られますが、スマホ以外の無線通信機能を内蔵した端末(パソコンや音楽プレイヤー、ゲーム機など)も含めて補償するものもあります。また、補償回数の上限がない、あるいは上限金額に達するまでは何度でも補償するといったものも多いでしょう。保険料は保険会社とプランによって差がありますが、なかには保険料をぐっと節約できるものもあります。

保険会社の保険にも、修理代金の一部が自己負担となるものと、自己負担なしの場合があります。ただし、保険会社のスマホ保険の場合、一旦は修理費を自分で全額支払って保険会社に申請し、審査を通ったら保険金が支払われるという流れになる点に注意が必要です。「申請しなければ意味がない」ということにもなりかねませんので、加入していることを忘れないようにしましょう。また、手続き方法をある程度頭に入れておくことも大切です。

5. スマホの重要性を考えると、スマホ保険に加入していたほうが安心

最近のスマホはどんどん価格が上がっており、壊れると大変な出費になってしまいます。かといって、仕事でスマホを利用している人は多く、修理しない・買い替えないままでいることはできません。「画面が割れただけなら……」と思われるかもしれませんが、ビジネスの場でもお客様や取引先の目に入ることも多く、よくない印象を与えてしまうのは避けたいものです。
そういったことを考えても、出費を抑えつつスムーズに修理や買い替えができるよう、できるだけスマホ保険に加入しておくことをおすすめします。「保険料の支払いが負担になる」という方も多いと思いますが、最近のスマホ保険は保険料が安価でも補償が厚いものがあり、選びようによると言えるでしょう。

なお、個人事業主の場合、スマホの本体代金や通信料と同じく、事業に利用する割合を経費に計上することができます。将来にわたりスマホの故障・紛失がなく、補償を受けることがないとしても、「安心を買いながらほんの少し節税できる」と考えるのも、ひとつの手ではないでしょうか。まさかこんなことが……ということはどうしてもありますので、油断しないようにしましょう。

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